音声などの入力レベルを適正に調整することが録音では大変重要な要素であることは
KG-ACARS で
機影を追う や
音声を認識させてみよう
などのページで説明しました。
音声入力レベルが高すぎるといわゆる 「音割れ」
や、ノイズが乗ったりします。また低すぎてもアプリケーションソフトが反応しなかったり、音量を上げるような補正をすると装置特有の潜在的なノイズも同時に増強されて結局
S/N比が悪くなり、その後の音声の解析処理に悪影響を与えます。
そのため、適切にレベル調整をするひとつの手段として
SoundEngine の活用
のページで
SounEngine を使う方法を紹介しました。
この方法はオーディオデバイスの設定、音声波形の確認、レベルの調整などでは強力なツールですが、いちいち立ち上げるのが面倒ですし、ウインドウも大
きくて邪魔になります。また常駐メモリーも多く使用します。
そこで、もっと簡単なレベル調整のツールはないか探した結果、「
DeskTopLevelMeter」
というソフトを見つけましたので、その使い方について説明したいと思います。
このソフトは録音レベルをメーターに表示するだけですが、常駐メモリーも比較的少なく、表示サイズも自由に変えられ、縦型、横型のいずれにもでき、コ
ンパクトな形でスクリーン上で邪魔にならないでしょう。