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  コスパの高い APGtEC A02 MP3プレーヤー

十数年前から音質もよ く、ブラインドタッチができ使いやすく、愛用してきた Creative MP3プレーヤー MuVo N200。
長年使い込んできたので電池の蓋がすぐ外れるようになってきたこと、内蔵メモリーが 512KB と小さく収納曲数も少ないこと、メモリー増設もできない機種。

そこでいろいろ探した結果、SONY Walkman
Sシリーズ SNW-S14 などもあったが、コストパが高いと評判の AGPtEK A02 MP3 プレーヤーを発見。

何しろ価格が同一メモリー容量で比較しても 1/5 と驚くべき安さなので、一瞬躊躇したが
購入してみました。

下の写真は、
中央が MP3プレーヤー AGPtEK A02、左がスマホ Sumsung GALAXY S5 (AU)、右が愛用の Ceative MuVo N200。左上は WIMAX 2+ ルーター NAD-N11。
スマホと比べるとかなり小さく、単4電池を使う Creative MuVo N200 と比べるとかなり薄く携帯にも邪魔にならない。

後継機種 発売

この記事を書いた後、最近この機種の後継機種と思われる 【AGPTEK A01】 と 【GPTEK A01T】 の2機種が発売された。
このふたつの後継機種の違いは機種名に”T"の文字がある機種は Bluetooth 対応で、ないほうの機種は Bluetooth 非対応だ。
Bluetooth 対応ではこのプレイヤーの音楽を Bluetooth 対応のイヤホン・スピーカーで、ワイヤレスで聴くことができる。(aptx には対応不可)
ただし調べた限りでは技適マークの認証が確認できないので Bluetooth 非対応のものを使うのが望ましい。
操作性はどう変わったか、音質は向上したかなど興味津々だ。

agptek

ここからは古い機種の説明です。

このプレーヤーの大きな特徴は

Music format MP3/Wav/APE/WMA/FLAC
Video format AMW (このプレーヤのみの特殊フォーマット)
Picture JPG/JPEG/BMP
E-Book TXT
FM Radio Radio
Lyric display LRC
Recording Wav
問題点としては
といったところでしょうか。

肝心の音質については
ノイズもなく音質は鮮明だ。イコライザーで調整できるが、低音を強調しても Creative MuVo には及ばないかなーと言った感じ。もっとも Creative MuVo は随分古いプレーヤーだが音質はすごく良かった。音については個人的な好みもあるので比較が難しい。      
モスキート音で耳年齢を測定するアプリがあり、それでテストしたところトシ相応という結果が出たので自信がなくなり、大したことはいえませんので評価する のは止めたいと思います。

操作の仕方

通常は、本体下側についているスライドスイッチをオン、またはオフの状態から再生ボタン ( go ) を長押しするとメニュー画面になります。
ただしオフにした時の画面によっては、再生ボタンの長押しで再開するとオフにした時の画面となることもあります。(音楽再生画面、FMラジオ画面など)
音楽再生画面以外はスライドスイッチのオフ、または再生ボタンの長押しでオフになります。

すべての画面は一定時間(設定で変更できる)後に画面が消える。どれかボタンを押すと再び表示されます。

詳しい操作については日本語の取扱説明書が付属していているものの、簡単な説明しかないので、調査した結果を遷移図として下記に載せておきます。
この図はFMラジオ聴取と音楽ファイルを選曲再生するところだけ書いておきました。この他にもいろいろな経路があるが省略しました。

FMラジオは紫色の線を辿って目的どおりに進めることが でき、脇道に入り込んで迷路のように迷い込んで出れなくなることはなくなります。
フォルダーから選曲し再生するときはピンク色
線を辿っていけば迷子になることはないでしょう。


音楽とFMラジオの遷移図

遷移線の矢印のないところは M は上へカーソル移動、VOL は下へカーソル移動、
left は 左へカーソル移動、 right は右へカーソル移動。
メニューの中で矩形で囲んだ項目はカーソルで選択された項目。
flow_chart_music
動 画の遷移図

動 画ファイルはすべてこのプレーヤー特有のフォーマット(AMV フォーマット)に AMV&Avi Video Converter を使用し一度変換する必要があります。

まず、本体に収録されている  videoTools_v4.46.rar  というファイルを 解凍、PCにインストールすると Media Player Utilities 4.46 というフォルダーがスタートメニューにできる。その中にある AMV&Avi Video Converter を起動すると下図のようなコンバーターが立ち上がります。
【Input file】の場所で変換するファイルを指定して変換し、PCからMP3プレーヤーに転送します。

converter  player

動画についてはボ タン操作の挙動が若干変わるので次の図を参照してください。

flow_chart_movie

ロック機能


M
ボタンと lwft_1 の ボタンを同時に押すと、ロック状態の鍵が表示され、ロックする。
再度
M ボタンと lwft_1 の ボタンを同時に押すと、ロックを解除された鍵が表示されロックが解除される。
ロック機能はすべての画面で可能。
誤ってM ボタンと lwft_1 の ボタンの間を押すとロックがかかることがある。2つのボタンを押したほうが確実。


その他の機能

外部メモリーとして MicroSD カードを使用でき 「カードディレクトリー」 として認識され、本体内蔵のメモリーは 「ホームディレクトリー」 として認識され、PCからも別のドライブとして認識される。MicroSD カードを利用しないときはディレクトリー選択の画面は自動的にスキップされ表示されない。

音楽再生中の画面に限り
、 go再生ボタン)の長押しは Easy Mode と Normal Mode の切り替えとなる。その他の画面では電源オフとなる。
Easy Mode の時は再生画面の左上にマークが表示される。
Easy Mode は
lwft_1戻 る)、 right進む)、 M (音量上げ)、 VOL (音量下げ) のボタンのみ有効となる。
再度再生ボタンを長押しすると Normal Mode に戻る。
Normal Mode では音量設定画面は3秒後に自動的に再生画面に戻る。


使ってみて

しばらく使ってみた感想では、脳の活性化に役立つような 操作性は、特に動画では90度回転するためボタンの働きが変わり戸惑う。しかし、要領がわかれば使いやすい。

原則として、
  • リストが表示されたら行と直角方向に上下にカーソルを動 かし、再生ボタンで確定する。
  • リスト画面では行方向のボタンで前の画面にに戻る。
  • 再生画面では再生ボタンで再生/一時停止。
  • 進むボタンで次の曲、あるいは戻る ボタンで前の曲へ。
  • Normal Mode の再生画面では再生ボタンの長押しで音量画面へ。
と思えばいい。

曲の並び方、いわゆる曲順の変更などはまだ検証していないが、曲順には拘らないので現状で満足しています。
しかし講座などで使うときは問題があるかもしれない。
約4000件という大量の音楽ファイルや動画ファイルを持ち歩けるので重宝します。
スリープタイマーも使えます。
最近流行ののハイレゾ音源もモスキート音診断の結果から、”無用の長物”あるいは”宝の持ち腐れ”で必要なさそうだし、気楽に音楽を楽しむにはこれで充分 だと思います。
アルバムのカバーの画像(イラスト)もタグ編集アプリ MP3tag などを利用すればお好みの画像を表示でき楽しめます。
この方法については別のページ 音楽データーを整理しよう で説明していますのでそちらもご覧ください。
ただ写真も動画も画質は粗くて実用的ではないが一応見れる。FMラジオは実用には耐えない。
Bluetooth も、ノイズキャンセラーもあまり必要性を感じないのでなくてもいい。

とにかく、コスパの高いお奨めの製品であると思います。
そして、探究心をそそる一品でした。
あと耐久性だけは不明。

音質や操作性を気にする方は SONY ウォークマンの上位機種などがお薦めかもしれません。


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