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KG-ACARS で機 影を追う

2年ほど前 WACARS というソフトを見つけ試してみたものの 全く機影を映し出すことができなくて放り出してしまい、しばらく忘れていました。
最近になって 
KG-ACARS という新しいソフトがあることを知り早速インス トールして、10年くらい前の古いハンディー型エアバンド受信機を引っ張り出し接続してみると、次々と機影が映るではありませんか。
電波法により公開できないようなので、ここに載せれなくて残念ですが・・・・・
セントレア新空 港から飛び立った後、やや右旋回しながら北北東方向へ新潟を経由し最終 目的の新千歳空港に向かって飛んでゆく機影がはっきりと映りました。その外にも羽田空港から西へ向かうもの、関西空港や伊丹空港から東に向かうものなどが映し出された時は感動でした。

ここからは KG-ACARS の使い方 について説明します。
  1. まずは  KG-ACARS   というソフトを KG-ACARASのページ からダウンロードします。 
    (ページの下のほうの ダウンロードはここをクリック  から)
  2. ダウンロードしたファイルを kgacars.lzh  を解凍し、生成されたフォルダーを適当な場所におきます。
  3. そのフォルダーのなかの kgacars.exe  を起動します。
  4. エアバンド受信機のオーディオ出力端子とパソコンの MIC (マイク) 入力端子、あるいはパソコンの LINE-IN 端子をオーディオケーブルで接続します。
  5. 地図が描かれているエリア内の任意の場所で右クリックしたとき表示されるメニューのなかの 【録音先設定】 をクリックして【入力デバイスの選択】ウインドウを開き、デコーダー欄の 【シングル/デュアル】 のいずれかを指定し、使用する入 力デバイスを指定し 【OK】 ボタンで閉じます。
    【シングル/デュアル】 のデュアルを選択するのは2台の受信機を使い2波同時受信機能を利用する場合。通常はシングル。

    map

  6. エアバンド受信機をACARS信 号の受信周波数に合わせます。(国内線は AM 131.250 MHz、国際線は AM 131.450 MHz) スケルチは開放しておきます。
  7. ツールバーの右から2番目 【モニター】 をクリックすると受信音が聞こえます。
  8. 【スタート】 ⇒> 【コントロールパネル】 ⇒ 【サウンドとオーディオデバイス】 ⇒【オーディオ】 ⇒ 【(録音) 音量】 ⇒ 【Wave In】 パネルを開きます。前の項で選択した入力デバイスのスライダーと、受信機の音量ボリュームを調整して画面右上のインジケーターが  『 ピギャー』というACARS信号と同時に [SYN] と [RCV] が点滅する状態にします。
    [OVR] が常時赤色の点灯から徐々に音量を下げてゆき、赤色の点滅するところよりやや音量を押さえたあたりがよいとされています。
  9. この状態で受信を続けていると画 面上に航空機の飛行経路がプロットされてゆきます。右の欄にはFlight No. 、高度、気温、風向などが表示されます。また下の欄には各機の高度が表示されます。なお実際には灰色の箇所には各機の Flight No. が入っています。
    詳細はソフトについている readme.txt  をご覧ください。

条件さえ整えば、以上の手順でセットすれば地図上につぎからつぎへと航空機の位置がプ ロットされ、航跡が描き出されていくでしょう。
このソフトはインストール、ソフト上の設定もきわめて簡単です。
しかし、相手がAM無線という不安定なも ので、パソコンに入力する信号もアナログのオーディオ信号のため問題が多いようです。
入力する信号の S / N  を高め、デコード率を上げるためにはいろいろと対策が必 要になるようです。

インターネットで調べてみると次のようないろいろな方法が推奨されています

私の環境は、1階でハンディー型の受 信機、ホイップアンテナ、 USB接続オーディオ変換アダプターとして Creative SB Extigy を使ってみましたが、 USB接 続オーディオアダプターの効果はあまりないようです。やはりアンテナを外に立てることと、エアバンド受信機のデコード率のよいものを選択するのが一番のよ うです。

なお、マイクからの AM信号入力が適 切に行われているかを確認するために、SoundEngine の活用 のページで説明しました波形編集ソフト SoundEngine を利用するといいでしょう。オーディオデバイスが正しく設定されているか、音量のレベル調整は適切か、ノイズが乗っていないか、などを確認することができ ます。

この KG-ACARSで現在飛行中の 航空機の航跡が見れるようになったら、もう1台エアバンド受信機を用意し、デュアルモードのデコーダーを試したいものです。そうすれば航跡も倍増するで しょう。
また1台を ACARS受信で航跡を描 かせながら、別の1台をエアバンドの ACC(航 空路管制)受信に使い、航空機のパイロットと地上管制官との交信などが聴ければエアバンドが一層楽しくなるのではないでしょうか。

***** このペー ジ 終わり *****



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